天皇賞春
⑩アドマイヤデウス
エンジンのかかりが遅く、勝負どころで置かれてしまうのがネック。よーいドンとなったレースでは、それが敗因で敗れている。
前走3着は、ペースが流れ、早め早めの持久力勝負になってくれたのがこの馬には良かった。
鞍上が岩田騎手なので、どうしても好位のインから抜け出す!という競馬が多いのだが、
この馬にはそれは合わない。
日経賞を勝った時のように、早め早めの仕掛けで多少外を回っても構わない。
今回は坂の下りのある京都コース。
京都大賞典の乗り方では、着拾いはあるかもしれないが勝ちまではどうか。
この際思い切って逃げてみても良さそうな気はしないでもないが、
せめて押して押して前に行き、勝負どころで置かれてもある程度の位置に入れるポジションを確保したいところ。
それでいて内々をロスなく立ち回るとなると、
ヤマカツライデンとタマモベストプレイの後ろ、
キタサンブラックの前あたりで競馬ができれば、弱点を補えるかも?
ただ、もちろん出していくとなるとスタミナも消耗する。
それで最後止まってしまったらこの舞台は合わなかったということだろう。
血統的には長いところはOKですけどね。
ズブさが出てきた今は少々乗り難しい。
⑦アルバート
ステイヤーズS連覇。ダイヤモンドS制覇。3400~3600の重賞ウイナー。
超長距離ランナーだけに、早く豪州のG1で見てみたい。
どうしても追い込み一辺倒的な面がある馬だけに、天皇賞春になると、用がない。
向正面でマクって番手に押し上げるなど、豊富なスタミナを活かして、直線で早々先頭。
それくらい極端な競馬でもしない限りは、厳しいでしょう。
普通に乗っては、いつもどおりの善戦マンになってしまいますからね。
③キタサンブラック
テンよし中よし終いよし。逃げ馬ではない自在の馬。
とにかく自分のペースを守るので大崩れはしない。
変に後ろを抑え込もうとしないので大逃げを許すこともない。
まぁ隙がないでしょう。
大外枠を引いてもスっと前に付けるだけ。
ただ、そうなるとちょっと脚を使いそうなので、勝ち味は遠のきそうですが、
崩れる姿は想像できません。
と、書いていたところに3番枠。
引きが良すぎますね。
運も実力のうち。
大阪杯と同じ競馬でいいでしょうね。
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⑫ゴールドアクター
今年も課題はレース前のテンションでしょう。走り慣れていない関西エリア、GWの道路混雑の中の輸送。
テンションがどうしても上がってしまいます。
新コンビにはなりますが、競馬の形は特に変わらないでしょう。
好位のインから抜け出すだけ。
ただ、12番枠とちょっと微妙。
勝つために横典騎手起用ですから。
溜めるか逃げるか。
中途半端な競馬ではなく、外のヤマカツライデンに脚を使わせるような最初のコーナーへの入り方。
そこからキタサンブラックの真ん前に入ってグンとペースを落とす。
自在性があるので、できなくはないですが、当日のテンションが高いとなると、横典騎手も乗り方に少し迷うでしょう。
勇気をもっての押して先行策が勝負の分け目でしょう。
後はレース前どれだけ消耗しないかが一番のポイントに。
⑯サトノダイヤモンド
最近は出たなりで、前走もちょっと力む面もあったので、出たなりでゆったり入ることでしょう。おそらく直線一気。
そうなると、届かないケースが多いのが天皇賞春。
ある程度ペースは流れて、前が止まるようなきつい展開にはなって欲しいところ。
菊花賞と違うのは、相手がほとんどステイヤーということ。
あんな楽に勝つことはないでしょう。
なので、できれば中団7~10番手以内に収まりたいところ。
これが外枠でも引いて13~15番手なんてなってしまうと、直線は捌く必要もありますし、外を回っても届かない。
いくらこの馬でも、最後勢いよく伸びたところがゴール。
なんてことがあるので現代競馬。
そして引いた16番枠。
押して前に行くか。
先週のマイラーズCのように、下げて内に入って追い上げるか。
G1で18頭立て。
それはできないでしょう。
となると、どこかで外を回って追い上げること。
出していっても手綱をグっと絞ればすぐに折り合ってくれる馬ですからね。
ですが、3~4角の下りで動いては脚を無くすので、押し上げるポイントがかなり大事。
有馬記念のように、スタンド前か。
ゴールドシップが勝った天皇賞春のように2周目向正面か。
馬を信じて直線一気、では、勝てる相手ではないと思います。
恐れずに、ルメール騎手にはポジションを取ってもらいたいところ。
①シャケトラ
勝ちっぷり的に、アドマイヤデウスに近いものを感じました。この馬の課題はまず折り合い。
前走のようにゆったり乗れば問題はなさそうですが、ペースは前走よりは間違いなく落ち着きます。
となると、折り合いを考慮するとなると、下げての競馬。後方のインベタでしょうか。
あまり馬群を捌いてというタイプではないだけに、大外ぶん回しではロスも大きくなりますし、後ろから後方一気で届かないのが天皇賞春。
できれば中団のイン。馬を前に置いて、なんとか折り合いをつけたいところ。
ある程度掛かっても伸びてくれるでしょう。
そこからどれだけ直線までに進路を確保できるか。
シュヴァルグランあたりとのポジション取りがポイントになるでしょうね。
能力は高いですし、ポジショニングと折り合い次第で十分に。
✔天皇賞春の注目馬
おそらく本命です。
GOOD LUCK!!
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