福島牝馬S
スタートです。ちょっとゲート内でチャカついていたクイーンズミラーグロが後方からに。武豊騎手はそれならそれでと腹をくくっていたようです。
注目の先行争い。外の各馬は内の出方を見ながら。折り合い重視とコメントしていたウエスタンレベッカが行きました。まぁこの馬は行ってなんぼですからね。いかにも控えそうなコメントだけに、あてにならないですねホント。
外の各馬も押して前へ。しかし、枠の差で結局ウエスタンレベッカがハナに立ち、レースを引っ張りました。
隊列はこう。
このレースの上位馬はここ。基本的に競馬ってのは上位馬が固まるので、それに反比例して頑張った馬ってのが、負けて強しになります。このレースはつまりは、差し有利のレースとなりました。
ペースは流れていました。前半５F58.9。後続でも平均より速めで追走。まぁ重賞らしいいいペースですね。
その淡々とした流れを、マクりにいったデンコウアンジュ。これが動いたことで、レースは一気に厳しい流れになります。
その動きを見ながら後続各馬を追い上げ開始。
マクるデンコウアンジュに対し、クロコスミアが応戦。結構きついペースを追いかけているのに加え、こうしてマクられると相当にきつい競馬になりますね。
そのほかの先行勢は応戦できず苦しい形に。クインズミラーグロは外を回る中、ウキヨノカゼ、フロンテアクイーンはソツなくじっと溜めます。
特にフロンテアクイーンは、外のタマノブリュネットが手応え悪くバテるのがわかってますからね。それがバテて空いたスペースを狙ってました。
大外を回ったクインズミラーグロとソツなく回ったフロンテアクイーン。２、３着の差はここでしょう。
ウキヨノカゼもコーナーまではソツなくですから。外へ出す際もスムーズでしたし、うまくハマってくれましたね。
直線。マクったデンコウアンジュと、それに応戦するクロコスミアが一旦抜け出しますが。
道中のペースが緩んでいればこのまま行った行っただったんですが、そうではなかったので、ここで様相一変。
最後は差し追い込み決着となり、得意の大外一気が決まったウキヨノカゼが差し切りました。
結果的に人気馬に流れが向きましたね。
これで波乱なら予想的には悔しいのですが、人気サイドの決着なら仕方なしと割り切りたいところ。
速いペースで引っ張ったウエスタンレベッカと、その中でマクったデンコウアンジュ。
この２頭がレースを大きく左右した福島牝馬S。
この２頭の内どちらかがいなければ、どちらもいなければ。
それによって大きく違った結果となっていたでしょう。
このちょっとした差が、競馬の難しいところでもあり、面白いところでしょうね。
＜スポンサーリンク＞
1着ウキヨノカゼ
終わってみれば、好相性の中山牝馬Sの１、２、３で、それも着順が上の３頭での決着。
そういう流れになってくれたのも良かったですね。
1200mでも見劣りしない末脚が爆発しました。
距離の不安も今はないですね。
今後もこういう競馬をしてどこまででしょうね。
直線が長く広い東京ならもっとやれる！
っていうのは、どうでしょう。
今回よりもメンバーは揃いますし、今回は展開もドンピシャでしたからね。
2着フロンテアクイーン
今回はペースが流れたことで折り合いもつきましたね。その中で北村宏騎手が完璧に乗ったのですが、それで負けたら仕方なし。
折り合いさえつけば、レースが上手ですし、大崩しませんね。
3着クインズミラーグロ
去年も悪くない５着だったんですが、今年も外を回っての３着。ただ、昨年よりも力をつけているのは確かですね。
１人気ですし、あれ以上我慢するわけでもなく、目標にされた分の３着ですね。
負けて強しでしょう。
すっかり安定勢力ですね。
ただG1ではまだ力は足りないでしょう。
4着デンコウアンジュ
ここにいた馬が上位独占！
とはいったものの、この馬はそれに当てはまりませんね。
早め早めに動いての4着ですから。
負けて強しはこの馬でしょう。
これでもう少し道中スローならマクりがハマったんでしょうが。
どうしても器用さがないので、大味な競馬になってしまいますね。
クイーンSなどでスローならば、またこういうマクりをすれば、一発があるかも？
7着クロコスミア
こちらも展開不向きできついペースの中、頑張りましたね。馬場が悪い方がいいタイプですし、湿った時と、スローの流れなら、また一発があるでしょう。
14着ウインファビラス
中団のインでソツない競馬をしていたんですが、後続各馬が外からドドドってかぶさるレースになると、内枠が災いします。その典型例でしたね。
最後は下がってくる前の馬を捌けず。力を出しきれませんでした。度外視できるでしょうが、-12kgというのはちょっといただけないですね。やや調整が難しいタイプだけに、これで調子を崩さなければいいのですが。
福島牝馬Sからの注目馬
D⇒
＜スポンサーリンク＞
コメント
このブログにコメントするにはログインが必要です。
さんログアウト
この記事には許可ユーザしかコメントができません。