有馬記念ですから、色んな視点で見ていきたいですね。

①有馬記念というレースを振り返り、理解する

②出走馬の本気度調査

④枠順から展開考察

③出走馬の適正調査


この4つから、⑤2017有馬記念最終結論、といきたいところ。

有馬記念ですし、皆さん思い思いに買いたい馬がいることでしょう

参考になれば、嬉しいです。

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スピードかスタミナが問われる


有馬記念は、大きく分けて二つのレースになることが多い。

ひとつは、スピードが問われる年

ふたつは、スタミナが問われる年

今年はどちらになるのか。

有馬記念の予想は、まずここから入らなければ話にならない。

スピードが問われる年とは


中山芝2500mでありながら、マイラーであるダイワメジャーが2度馬券に絡んでいるという事実。

2006年
は、大逃げを打つアドマイヤメインを行かせ、2番手でスローの実質単騎逃げ


勝ったディープインパクトは異常だったので、置いといて、2、3、4着は、内々の好位で脚を溜めていたポップロック、ダイワメジャー、ドリームパスポートだったのだ。
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2007年、この年もチョウサンが奇襲の逃げ、テンこそ飛ばすものの、道中は13秒台に落としスロー。

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結果、好位3頭で決着。マツリダゴッホが最高の仕掛けをし、後続を出し抜いたレースでしたよね。

このように、スピードが問われる年では、位置取り、立ち回り次第でマイラーでも残せるというわけです。

最近で言えば、2014年ジェンティルドンナや、オルフェが3歳で勝った2011年.ヴィクトワールピサが動いて位置を押し上げた2010年なんかが、スピードが問われる年でした。
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スピード・切れ味が問われるからこそ浮上した、ジェンティルドンナや、トゥザワールド

一団のまま直線を迎え、瞬発力勝負となり、位置取りや枠が大きく左右します。



スタミナが問われる年とは

2012年
の有馬記念がいい例でしょう。見事なまでの差し追い込み決着。
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中団のインで脚を溜め、一瞬の脚で抜け出すエイシンフラッシュ。過去にも2着がある馬。スピードが問われる年なら完璧なレースでした。この競馬で負けたことで、どれだけスタミナが問われるレースだったかの証明になるでしょう。
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しかし、最後は後方でスタミナを温存していた馬にやられました。勝ったのがスタミナお化けのゴールドシップですからね。
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アーネストリーが平均的に引っ張り、スタミナを活かしたいビートブラックが早め早めの競馬。息が入ることなく直線を迎えた馬たちは次々と脱落。そんなイメージでいいでしょう。

2009年ドリームジャーニー
の年も同じですね。
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リーチザクラウンがガンガン飛ばしての逃げ。にも関わらず、強気のマツリダゴッホの4角先頭。
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まとめて上位を飲み込み、それを目標に動いたブエナビスタ

しかし、マツリダゴッホは当然息がもつわけがなく、最後は苦しくなり、失速。3、4着には、後方待機の2頭。4着フォゲッタブルはステイヤーズSを勝つようなスタミナ馬でした。
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このように、同じレースでも、年によってその内容は大きく二分化されることが多いです。

まずは、今年どっちが問われるかを推理するのが、的中のカギとなるでしょう。



2017年有馬記念の展開は?


枠も大きく関係してきますが、個人的には、こんな展開になるかなと

Aタフなレースが予想される


まず、キタサンブラックが武豊騎手に乗り替わってからのレース。

特に近走は、全くペースを落とさず、平均で引っ張り、後続をふるいにかけるようなレースが続いています。

今回の有馬記念でも、そういったレースをするかはフタをあけてみないと分かりませんが、ヒントは最近放送された番組にあると思います。

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オグリキャップの奇跡の復活を遂げた有馬記念を振り返っていました。

キタサンブラックの最後のレース。

勝つことはもちろんだが、ファンガ望んでいるのは、強いキタサンブラックが勝つところ。

こうして自分で口にすることで、余計に意識することでしょう。

もしもキタサンブラックが負けたとしても、キタサンブラックのレースをして負けたなら、ファンは納得してくれるだろう。

と考え、強気に乗ってくることでしょう。


また、カレンミロティックの存在も大きいですね。

カレンミロティックスタミナがあり、バテないのが強み。

アルゼンチン共和国杯は、12秒を刻む平均的なラップからの粘り込み。

5着と好走できたことで、「あっ、やっぱりこの馬はこういう競馬が合う」と再認識。

乗り代わりで鞍上が川田騎手に替わって、どういう乗り方をしてくるかは微妙なところだが、調教師のオーダーはそんな感じでしょう。

ゴールドドリームに乗るチャンスが今後あることですから、調教師のオーダー通りの競馬に徹するでしょう。

また、川田騎手はどちらかと言えば、「有力を潰せばこちらにチャンスが回ってくる」と考えるタイプのジョッキー。
浜中騎手同様、タイトな騎乗が多く、非常に「攻める」ジョッキーです(人気がないときは)


今回は、15頭のマークはキタサンブラックに注がれるわけですから。

平均的なラップ

キタサンブラックを目標に動く各馬

そう考えれば、今年は、スタミナが問われる年

になるんじゃないでしょうか?

サトノクラウンMデムーロなら更に自信は深まるんですけどね。

スワーヴリチャードなら、溜めて末脚を伸ばす競馬に徹しそうな気が…。

スタミナ勝負で浮上する馬

Bレインボーライン

前崩れならチャンスは大なんじゃないでしょうか?

ウインバリアシオンでも前を潰すような競馬をしていましたし、アンライバルドで超ハイペースの皐月賞も後方から4角で先行勢を潰して押し切った岩田騎手ですから。

スタミナも菊花賞2着と裏付けあり。一発あっても不思議なしです。

GOOD LUCK!!
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