回好評だったので、G1は毎週やろうかなと


パトロールビデオが日曜の全レース終了後にやるか、火曜のパトロールビデオ全集でみるか


JRAのもあるんだけど、画質がねぇ・・・ 


と思ったら、JRAレーシングビュアーがあるじゃないか!


JRA-VANを使う上で、やむを得ず加入していたが、久しぶりにサイトにアクセスしてみると、


マルチカメラ
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これは見やすい!!!


上位の馬をドアップがされないのはすごくいいですね

いろんな角度からレース全体をしっかり把握できますし、

さらなる馬券向上につながると思います。


皆さんも、活用してみるといいでしょう





菊花賞


いつもどおり解説するっち

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スティーグリッツはゲート開く前に立ち上がってしまいましたねw







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キタサンブラックもスタートはあまりよくないですよね。開いた瞬間内に態勢を崩しています








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展開の鍵を握るスピリッツミノルは無難なスタート。皐月賞とダービーは、となりに早い馬がいたため、ゲートを出て挟まれて後手を踏んでいました。そういった点からも、大外は絶好枠でしたね。








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リアルスティールは、外のリアファルまでの間に、前に行く馬がいなかったことがきつかったです。前に壁を作るためには、外から前に来る馬がいないと厳しいです。前に行く2頭が先行ではなく逃げ馬だったのも、よくなかったですね。

枠順は順番も大事なんですが、こういった枠の並びの方がもっと大事です。スピリッツミノルの例も、そうですし








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菊花賞は結局、この枠の中に入れるかどうかでほとんどレースが決まります。それ以外で好走する馬ってのが、本当に強い馬かもしれません








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 9番アルバートドックは、ここまでは前に壁を作れたんですが、前を行くタガノエスプレッソがもっと前へ行ってしまい、壁がなくなってしまいます








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 この矢印がタガノエスプレッソですね。これについていけばまた別だったんでしょうけど








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 この日は直線向かい風です。スピリッツミノルから綺麗に一列。前に壁を置いて、風を対処しています。

対してアルバートドックは風を真っ向から受ける形に。ここで壁を作れない組は、もう勝負ありでした







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リアルスティールとタンタアレグリアはタガノエスプレッソを壁にレースを運べたのでなんとか。タガノが前にいなかったことを思うと、リアルスティールはかなり危なかったでしょう








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ここからコーナーまでは態勢が変わりませんが、矢印のリアファルとサトノラーゼンが必死に手綱を抑えています。

このシーンはスピリッツミノルが13.1-13.7-13.7のくそスローペースに落としたことで起きました。注目すべきは、○をつけたミュゼエイリアンです









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アルバートドックは、上がっていった!というより、1コーナーからペースを守っただけで、ほかの馬が下がってきたというのが正解。藤岡康太騎手は基本的に馬任せの騎手で、逃げと追い込みの気分よく走る馬でしか結果をほとんど出せていません。長距離の駆け引き戦では、はっきし行って用無しですね。青線のミュゼエイリアンに注目。









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ミュゼエイリアンは馬を外に出して、前に行きます。特に外のアルバートドックを見たわけではないので、初めからここで動こうと思ったのでしょう。それは、ゴールドシップのときと同じです









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別アングルからみると、ミュゼエイリアンの横にはいつでも動けるスペースがあったんですね。向こう正面でもこの位置だと、動きたい時に動けないですから。前半のポジショニングは彼としては満点でしょう










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アングルを正面に戻すと、外に勢いよく出たぶん、少し外に膨らんでしまいます










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赤線がレッドソロモン青線がリアルスティール。リアルスティールの身体は内側。顔はレッドソロモンの後ろに。福永騎手はなんとしても馬を前に置きたかったわけですから、レッドソロモンがミュゼエイリアンの煽りを軽く受けたところで、前がスッポリ空いた状態でもレッドソロモンについていきました。










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しかし、ここで武豊騎手は素早く内側を確認し、そのスッポリ空いたスペースを逃しませんでした












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赤線のレッドソロモンは素早く内へ。青線のリアルスティールは、外のレッドソロモンの後ろにつけた途端内側に逃げられてしまい、逆に少し外へ膨らみます。黒線のタンタアレグリアは、それを見て素早くレッドソロモンの後ろに入ります











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ハナに立ちそうなミュゼエイリアンでしたから、ルメール騎手はそれを見越して素早くスピリッツミノルの外に出しました。ルメール騎手は、そのミュゼエイリアンの後ろに入ることを素早くイメージしました。この一瞬の判断はさすがです











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結局スピリッツミノルがここでしぶとくハナをキープしたため、ミュゼエイリアンはその外に。ですが、ルメール騎手はしっかりそのミュゼエイリアンの後ろに馬を入れています。他の馬がスピリッツノミノルの後ろに入れなかった理由は、「絶対垂れる」っていう確信があったんだと思いますw 大敗する馬はインをしっかり回って迷惑をかけないのが、騎手界の鉄則ですから。

そして、アルバートドックがここから内に切り込みます。











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遠近法でわかりにくいですが、タガノエスプレッソとアルバートドックとは結構差があります。タガノに合わせにいったというよりは、リアルスティールに合わせに行っています












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上がっていく、リアルスティールの集団に、下がりながら内に入ってくるアルバートドック。このせいで、この集団は結構な不利を受けます











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リアファルも少しペースを落としたことで、後ろのリアルスティールと、レッドソロモンは頭を上げるシーンがありました。スペースがないことも影響しているでしょう











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このシーンは横から見たほうがわかりやすいですね。リアファルとアルバートドックが下がってきて、リアルスティールの後ろが追い上げていくシーンです。それで外に壁を作られ、ブレーキをかけざるおえなくなりました。タンタアレグリアとの間にもスペースがあることを覚えておいてください










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前と横から挟まれたレッドソロモンはリアルスティールの後ろに逃げる形になります










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リアルスティールはここで壁を作れなくなります。キタサンブラックが常に前に壁を置いていますから。この差は大きかったでしょうね












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タンタアレグリアはその一部始終を後ろで見ていましたから、やむを得ず外へ出します。蛯名騎手としては、まだ内にいたかったことでしょう











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結局、こういう隊列に落ち着きました。











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さて、問題のシーン(笑) このシーンはスクリーンでも映されていたタイミングでしたから、大衆が目撃したでしょうw岩田が内を見たにも関わらずカットインしたことをwww









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あとはもうみなさんご存知の通りですねwブライトエンブレムはここまで満点に近い競馬だっただけに、田辺騎手は悔しいでしょう










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リアファルとリアルスティールは、直線へのスペースを確保しながら進んでますが、内と外のロスを考えれば、やはり、リアルスティールは厳しい競馬を強いられています










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下り坂に入ると、今まで空気だった後続勢がやっと外から動き出します。しかし、下り坂でスパートは京都外回りでは御法度です











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そうなると、コーナーで大きく膨れ、ロスになります。ワンダーアツレッタがいい例ですね。過去にはオルフェーヴルが同じことをして、直線伸びを欠いておりました










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内と外ではこれだけ差がありますし、内の馬はこの時脚を使ってないのだから、ここで上がっていった組は、直線は見せ場などありません










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さぁ直線へ。スピリッツミノルがお約束通りにインを立ち回ったので、ポッカリここがあきました。外のワンダーアツレッタはこれだけ膨らんでしまいました











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最内の○がキタサンブラックです。このポケットを北村騎手は狙っていたんでしょうね。対する外のリアルスティールは、前の2頭が自分の前をカットする恐れがありましたから、中々追い出しませんでしたね












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前にいたミュゼエイリアンが左ムチで内に切り込んでいました。キタサンブラックの手応えは絶好でしたから、外にいる青丸のサトノラーゼンの進路を横取りします。この一瞬の判断も北村騎手はよかったです














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サトノラーゼンをキタサンブラックがカットしていますね。













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赤丸がキタサンブラックです。リアファルと馬体を合わせられることになったのも大きかったですね。対するリアルスティールは、タガノエスプレッソが脱落したことで、スペースを確保できましたが・・・












このシーン
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残り300m付近。スペースは十分にありますよね。内のキタサンブラックも先ほどの岩田騎手の進路を確保するシーンです。













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しかし、福永騎手は中々追い出さないんですよね。












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少し進んだところでも、まだGOサインを出しませんでした













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残り200m付近で、ようやくリアルスティールは追い出します。神戸新聞杯で、「勝った馬を少し甘んじていた」とコメントした福永騎手は、リアファルさえ捕まえれば勝てると思ったのでしょう。残り200mあれば勝てるという手応え。これは、スプリングSのときと全く同じ。キタサンブラックを舐めていましたね。騎乗自体はうまくなってるんですが、相手の能力を読むのが相変わらず下手くそです。













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結果脚を少しあましてのこの差ですから。矢作厩舎はガッカリでしょう。単勝を勝った私もがっかりです(笑)



それでも、キタサンブラックとリアルスティールは、これだけ道中でのロスがありましたから


世間一般のキタサンブラックの評価は高くなりましたが、リアルスティールの評価は全くもって落とす必要はなく、実力だけで見れば


リアルスティール>>>キタサンブラックなのでしょう。


最後の追い出しさえ目を瞑れば、福永騎手は、この枠順の不利を受けながらも上手に乗ったと思います。






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結局この内側を通った馬が、1.3.5.6.8着




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このゾーンにいた組が、2.4.7着。



最初に述べた通り、直線は向かい風。それもあって、今回は「前に壁」というファクターが大きく左右したと思います



1.2.3着は、500kgを越すパワータイプでもありましたし、それも少し影響したかもしれません。

キタサンブラックの530kgは、菊花賞勝ち馬の馬体重としては最重量らしいですから


以上、菊花賞、解説するっちでした



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Good Night!!